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2009年11月15日 (日)

へなちょこおやじの入院日記 その2

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今日から休めるぞ!

  へなちょこおやじの愉快な入院日記!

    ~仕事ばかりしてちゃ、ダ眼よっ!~ その2


 仙台へ

12月3日(日

 翌朝起きて、よく考えてみると、なにもわざわざ一人で仙台まで行って手術しなくてもいいんじゃないかと思いもしたが、このまま戻らず、東京でズルズルと休んでしまうのも、仕事熱心?な俺様としては許せないし、洗濯物を干したままだし、レンタルビデオは返してないし、生ゴミがそのままだし、などと、つまんねぇ~理由ばかりだが、やっぱり帰る(行く?)事にした。

 帰りはいつもの はやて・こまち27号 東京16:56発 はやての喫煙車で三人席の窓側A席に乗ります。

余談ですが、何ではやて号かというと、併結しているこまち号はちょっと根性なしで、雪やカモシカだと言っては、サボって動かない事があるんですよ。

仕事で秋田までこまち号に乗る事がちょくちょくあるけど、盛岡からはやて号と別れ、山の中をとことこローカル線を走るんだ。しかも単線だぜ。冬はとっても雪深い地域だし、カモシカは普通に車窓から見えたりするし、大自然の中を走る新幹線の形をした田舎のディーゼルカーみたいなもんだよ。これじぁ冬場はあんまりあてになんないよな。

それと三人席の窓側A席を取る訳は、最後まで売れ残るのは三人席の真ん中、B席、つまり混まない限り空いている確率が高く、となりに人がいない分、伸び伸びと両ひじを張れ、誰にも邪魔されない空間を作る事が出来るから好きなのさ!

で、今日はというと、混んでるのか、発車間際に人が来ちゃった...ちぇ! こうなると三人席の窓側は最悪! 身動きとれないし、車内販売には声をかけづらいし、トイレに行くのも大変だし、あ~ついてねぇ~な。

ちなみに、となりのお客様は、一見すると格好良いが、何かバランスが悪いぞ。リーバイス501で決めてるのはいいけれど、みょ~に足が短いんだよね。

 きっと裾上げした時、あんまり生地が余るもんだから、かっこわるいと思いつつも、今更引っ込みがつかず、かといって、それでベストでも作ってくれとも言い出せず、買ってしまったパターンと見た。結構当たってるかもよ?

 と、つまんないことを考えつつ約1時間半で仙台に到着。ここから俺様の高級一部屋マンションへはあの日本一高い地下鉄に乗って終点の泉中央駅まで約15分。今晩は入院報告を兼ね、駅近くの行きつけの牛タン屋へ。

 のれんをくぐると、顔中包帯だらけのおにいちゃんがカウンターに鎮座。よく見ると、いつもは厨房の中にいる店員のにいちゃんじゃねぇ~か。「どうしたの?」と尋ねると、今日バイクで事故って店長に報告に来たんだそうです。外見からして痛々しく、同情をかう雰囲気。おかげで、網膜剥離がへなちょこな病気に見えちゃうよ!

 今一つ主役になれなかった自分の目に、つまんねぇ~なと思いつつも、牛タンをつまみに、さんざん呑んで、終いにゃ何しに来たのかを忘れちゃいました。


12月4日(月)

月曜の朝は目覚めが悪いね。ぐずぐずしながらも支度をし、営業所へ出社。みんなに事情を話し、早速T北大学医学部附属病院に診察してもらいに出かける。

受付で用紙に記入し、順番を待つ。名前を呼ばれ、窓口に行くと、紹介状を出せとの事。

そうなんです。大学病院では急患を除き、へなちょこな一見さんはお断りなのだ! なんか偉くなった気分で、すかさず差し出した。

手続も終わり、いざ眼科外来へ、さんざん待たされた後、視力検査等、通り一遍の検査を終え、診察室へ、なんと若い女医でした。いつもの習性で左手をチェックすると、指輪してた。残念! 

あまり会話も弾むことなく診察は淡々と進み、しばし待たされた後、なぜかまた次の先生へ、今度は背が高く、公家様のような顔立ちの先生が、子分らしき先生と一緒にじろじろ俺様の目をのぞき込む。なんかスゲ~疲れてきたよ。

またまた待たされた後、更にもう一人の先生へ。もうこれで終わりなんだろうな。と思いつつ、のちに主治医となるK方先生の診察。やはり網膜剥離だと! (はじめから、そう言ってるじゃん。)

結局三人の先生にたらい回しにされ、挙げ句の果てに、もうおしまいと言うことで昼飯食ってから、精算の順番を待ってたら、係りの女性がやってきて、さっき眼の写真を取り忘れたから、もう一度眼科へ戻ってくださいだって。

てっきり、戻ったら直ぐに撮ってもらえるものと思っていたら、なんと一番最後に回され、更に待つ事1時間半。誰のミスなんだよ~! 詫びの言葉一つなく、淡々と撮影が終わり、結局、朝8時30分に入って、終わったのは夕方4時。こんなのありかよ! いい加減、眼圧上がるぜ!

本人に自覚があまりないのに、着々と事態は進行し、7日入院、8日に手術する事が決まった。

病院の対応にブツブツ言いながらも、帰り道、何を用意すればいいのかなとか、手術って痛いのかなぁ~とか、いろいろ考えながら、入院そして手術が確定した状況に、旅行に行くわけではないのに、なぜかワクワクしてる自分がとっても変でした。


12月5日(火)

「あさってから入院になっちゃいました。」と、朝礼でニコニコうれしそうに話し、朝から、上司への連絡や先月の月報書きで、バタバタとワクワクと時間が過ぎて、もうお帰りの時間。一番年輩の部下と呑みに行く。

彼は、勤続24年のベテランだが、出世に興味がないのか、才能がないのか、営業として職人を極める方向にあるようで、我が道を行くいわゆるアウトローと言えばかっこいいけど、単なる田舎のおっさんです。彼の名はS恒明。秋田の白神山地の元またぎの息子らしい?小さい頃は山の中を縦横無尽に走り回り、野宿をしながら、イワナを食い、熊と戯れる、まさにアウトドアライフを満喫した生活を行っていた野生児だ。おかげで、長距離の移動をもろともせず、次々に狙った獲物を確実にゲットする執着力を持ち合わせ、うちの営業所内では田舎のXメン?(う~ん、そんなかっこよくないぞ!)として崇め奉られています。(うそです!)しかしながら、事務は全く出来ず、うちの元おねえちゃん連中からしょっちゅう罵声を浴びせられながらも、めげずに、とぼとぼ出かけていく姿が憎めない味を醸し出してるうちの一番いい加減なトップセールスマンです。

彼は、笑福亭鶴瓶のように、なぜかエピソードが多く、仕事中に営業車でカモシカを跳ねただの、吹雪の中、身動きが取れずトンネルの中で一夜を過ごしただの、泊まるとこがなくてラブホテルに入り、一人木馬で遊び、回転ベッドで寝た。など、酒の席でのネタには事欠かない楽しい存在だ。

そんな彼にして見れば、網膜剥離なんぞ、すかしっ屁ぐらいの事でしかなく、ここでもまた同情を得られず、しまいにゃ、「いいじゃないですかぁ~眼は二つあるんだから一つぐらい見えなくとも、どおって事ないじゃん」と言う始末、まったく人事だよな!


12月6日(水)

 明日からの入院に備え、仕事の引継ぎと、入院グッズの準備をしなきゃ!

今日は、私めの為に、就任早々、仙台へ常駐しなくてはならなくなったN松部長がこちらにやってくる。彼は、私の後輩でありながら、持ち前の熱血漢で、グイグイ頭角を現し、俺様をとっくの昔に抜き去り、今や東日本のエリアマネージャーとして君臨するお偉い様なのだ。みみっちい俺様とはえらい違いだね。

 車で仙台駅に迎えに行き、そのまま入院グッズとして、洗面用具や箸、箸箱湯飲み等あれこれ買いに、ダイソーへ、雑誌を買いに本屋へ、お菓子を買いにスーパーへ、遠足の前日のような感覚。ルンルン気分! 時間が無いので、付き合わせちゃった。

 仕事の引継ぎもそこそこに、その日の夜は、最後の晩餐ということで、二人でしこたま飲んじゃいました。



いよいよ入院


12月7日(木)

ちょっと二日酔いぎみながら、取り敢えず会社に出社。みんなにお別れし、これからタバコが吸えなくなるので、思いっきり吸いまくって、徒歩で病院へ。

入院手術というのに、なぜかワクワク! 今の会社に勤めて25年。慶弔事以外でまとまって休めるのはこれが初めて! 日頃の重圧から解放されるうれしさの方が不安を上回っているのだ。「今日から休めるぞ!」浮き浮きしながら、9時過ぎに病院に到着。

病院に着くと、入院事務室に行き、マニュアル通りの説明を受け(こんな説明じゃ、爺、婆はわからないだろうと言ってやったら、付き添いの方が分かればいいんですよ。とのこと。全く公務員的!)眼科病棟へ、そこで看護婦? 今は看護師と言うんだって。あき竹城や泉ピン子をイメージしていたが、これは期待を裏切り? みな若く、かわいく、入院にますますやる気が湧いてきた。(変な奴です。) 

俺様の担当はW田T子ちゃんといいます。年の頃は20代後半かな? かわいい顔して、しっかり者って感じ。いいぞ、いいぞ~よろしくね! 

院内の設備やルールの説明を受け(あまり聞いてなかったけど)、手首に鑑札を付けられた。何か変な感じだけど、患者を間違えられたら困るもんな。遊園地のフリーパスと思えばいいっか!

その後、取りあえず病室へ通された。

病室は、新西病棟1203号室。4人部屋だ。ここもまた思ったより全然きれいだ。隣の人との間には作りつけのタンスがパーテーションの役割をしており、カーテンと合わせ、それなりにプライバシーも保たれているようだし、ベッドも電動で角度が変えられ、備え付けのワゴンにはカード式のテレビが乗っかり、引出しの中には小さなカード式の金庫までついてるよ。さらに一人部屋だとインターネットまで使えるんだって。へたなホテルよりいいかもね?何か楽ちんできそう。

しかし、眼科の病棟は年配の患者が多いとは聞いていたが、本当だった。同室の方は80歳で耳が遠い白内障のW辺さん、72歳の網膜剥離のK藤さん、63歳の網膜剥離のO崎さんと私。俺って子供みたい。これからどんなことになるのか楽しみだ。

その後、身長、体重等簡単な検査があり(眼科に関係ないと思うけど..)そうこうしているうちに、昼飯の時間となった。もう今日から飯が出るのだ! 

どれどれ、本日のお昼はカレーでした。スプーンを持ってきて良かった。味も期待していたほど? まずくなく、容器がプラスティックなのでチープな感じは否めないが、これなら暮らせる? と思った。

午後からは、なにもすることがなく、これから暮らす事となる新居の周りを探検に出発!

眼科病棟は新西病棟の12階にあるので、仙台を一望出来き、景色もいいね。 ただどこの病院も同じなんだろうけど、継ぎ接ぎで新しいものを建ててきているので、中は迷路のようだ。以前探検に出た爺さんが、遭難し、発見されたときは、なぜか他の階の女風呂に入っていたそうじゃ・・・

夕方、奥方が東京から駆けつけてきた。当の本人は、病気のことよりも、会社が休める事の方がうれしいので、たいして気にしてないのだが、奥方にしてみれば、病気にはより過敏なのであろうか、最近お父さんが亡くなったり、お母さんが呆けたりで、ほっとけないのだろう。ありがたいね。持ってきてくれたカーディガンやお菓子などあれこれ店を広げていると、またまた飯の時間となった。晩飯は赤魚の煮付けでした。これからは飯が毎日のイベントの中心になるんだろうな。その証拠に壁には一週間の献立表が貼ってある。ちなみに明日は銀鮭の照り焼き、明後日は白身魚の野菜あんかけ・・・う~んどうもお年寄りが多いせいか、和食のしかもやわらかい食事が中心みたいだな。健康になっちゃいそうだぜ!

愛妻はきれいな病室と仙台が一望できる景観に感心しつつ、夏の広瀬川の花火の季節だったら良かったのにね。と安心したのか観光気分になり、ご満悦!小物など必要なものを見繕い、今夜は俺様の高級一部屋マンションに泊まるということで帰って行った。

早々と晩飯もおわって、さてどうしたものか?する事ないし、テレビでも見ようとカードを買って、スイッチオン! 1000円のカードで30時間。しっかりしてるね。

でもまだ6時半頃だよ。平日のこんな時間にテレビを見る事なんて、小学生以来かな? 普段馴染みのない番組を見ながらも、あの頃はマンガをよく見てた時間だな。と、思いながらしばらく見ていると、あちこちでカーテンをシャーと引く音がする。もう消灯時間かなと、時計を見るとまだ8時だよ。爺様は寝るのが早いね。病室の電気も消されちゃった。しかたなく、俺様もカーテンを引き、個室モードにしてまたテレビを見始める。

途中11時半頃かな? ニュースジャパンの滝川クリステルを見ていると、担当の看護婦W田T子ではなくS藤H美ちゃんというかわいらしいお姉ちゃんに懐中電灯で照らされ、早く寝ろと怒られた。しょうがないね、今一つ眠くないけど、布団にもぐり込みご就寝。

つづく...

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