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2009年12月

2009年12月27日 (日)

1円パチンコ

ブランクは20年かな?

Pati021_2 あのオール7でフィーバーが最初に流行った頃はしょっちゅう通ったパチンコ屋。

あれからどんどんギャンブル性が高くなり、昔は100円から遊べたのに最近は万単位で賭けないと勝たないらしく、根性無しのへなちょこおやじはいつも素通りしてました。

そんなある日の会社帰り、いつも通り駅に着くと、何となくタバコが吸いたくなり、パチンコ屋に入り一服。ふと見ると「1円パチンコ」と書いてあるコーナーが目に留まった。

そもそもパチンコの換金率がいくらなのか知らないオイラは今一つピンとこなかったが、覗いてみると結構人気あるみたいで台がほとんど埋まっている。

ちょっとやってみたくなり、空いた台を見回る。羽物とデジパチがあったが、仕掛けが楽しそうな羽物の台に座った。

どうせ負けるんだろうな。と思いつつスリットに1000円を入れる。1円パチンコ台だから1000発分だ。結構あるね。ボタンを押すと200円分づつ出てくる。

何回かチェッカーに入り、羽がピコピコ開くもなかなかVゾーンに入らない。やっぱダメかとなと思い出した頃、一発の玉がVゾーンに突入!「大当たり」だ!

羽がバタバタ開く度にどんどん玉を拾っていく。何度か繰り返している内に上下の皿がいっぱいになってきた。あふれちゃうよ~

ここで普通の台なら箱に移して積み上げるんだろうけど、下の皿のイジェクトボタンを押すとスルスルと台の横に吸い込まれ、カウントされて行く。

そうなんです。この台は一切玉に触らずに出来ちゃうんです。知らんかった。カウントを見ると3000発を越えてる。

こんなもんで良いかな。もう帰ろうと思って、返却のボタンを押すとICカードが出てきた。良く出来てるね。

カウンターのお姉様にカードを差し出しタバコにしてもらったら6箱だった。0.6円位かな?取り敢えず勝ったから満足!

この不況下、パチンコ屋も努力してるんですね。味をしめたのはおいらのようなフィーバー全盛期にやってた人達が多いようで、懐かしさもあり結構流行ってます。みんなギャンブルというよりも何というかワクワク感を求めてやってきているようで、これはこれでいいんでしょうね。

渓流解禁までやっちゃいそうです。

2009年12月26日 (土)

へなちょこおやじの入院日記 最終回

これはおいらが3年前に実体験した事実をもとに綴った愉快な入院日記です。


今日から休めるぞ!

  へなちょこおやじの愉快な入院日記!

    ~仕事ばかりしてちゃ、ダ眼よっ!~ 最終回



ついにその日が・・・


12月18日(月)

 今朝は、笠谷も八木も原田も葛西も荒川も出番なく、久しぶりにスッキリしたお目覚め!やっぱ人間、仰向けで寝るのが一番!
朝から、退院の準備でバタバタ・・・

気が付くと、もう9時だ。とうとうお別れです。かみさんはいないし、一人寂しくは、いやなので、会社のS恒明君に車で迎えに来てもらいました。
振り返ると、眼科病棟は直接的にあまり死に至るような患者が居るわけでもなく、暗い雰囲気でもなく、想像していたイメージとはかけ離れ、楽しく過ごせて来たのも、たまたまだったのかも知れません。

むしろ俺様のように苦しみも何もなく、仕事からの逃避で駆け込み寺的に入院を楽しんじゃった不謹慎な者などいないんじゃないのかな?
真剣に病気と闘っている患者さんには申し訳ございませんが、入院生活も日頃何気なく見過ごしている出来事の見方を変えることで、面白くも、腹立たしくも如何様にもアレンジして見る事が出来ます。
どうせなら、楽しくポジティブに物事を解釈して見て下さい。世界が違って見えるかも?

今回の入院は、高齢者医療の実態を垣間見る事が出来、(うそです。)普段、当たり前と思っていた健康の価値を改めて実感する事が出来ました。爺さんになっても、お世話にならなくていいようにがんばらなくちゃね!
病院の皆様や患者の皆様、それと登場人物の方々には大変お世話になりました。今度は健常者として、是非一度お逢いしたいですね。奢るぜ!ありがとう!

朝日を浴びながらのお別れは、あまり雰囲気が盛り上がりませんが、俺は明日から下界に戻ります・・・トホホ 

終わり

2009年12月23日 (水)

へなちょこおやじの入院日記 その8

これはおいらが3年前に実体験した事実をもとに綴った愉快な入院日記です。


今日から休めるぞ!

  へなちょこおやじの愉快な入院日記!

    ~仕事ばかりしてちゃ、ダ眼よっ!~ その8


12月17日(日)


 今朝は、昨日トリノまで行ってしまったので、思いつかず、取り敢えず起床。
今日一日で病院生活も終わります。最終日の今日は、ようやく担当看護婦W田T子ちゃんが戻って来ました。彼女たちも三交代制らしく、いつでも会えるわけではなく、日中の担当で戻って来るのは久しぶりだ。

入院生活も11日を数えると、もう勝手知ったる我が家のようなもので、新人さんに偉そうにいろいろ教えたり、医者や看護婦とため口きいたり、傍若無人な振る舞いに少々嫌われちゃったかな? と小心者の俺様は不安を抱きつつも、関西人だから許してね。歯医者で違う神経まで抜かれちゃったのよ。と都合の良い解釈にすり替え、自分で勝手に納得!ごめんなさい。

楽チンだったのは、単身赴任のせいもあると思うけど、何と言っても毎日の食事だったね。仕事もせずに上げ膳、据え膳なんだもん。こんな生活をこの歳で出来るなんて幸せ者です。

少々辛かったのは、夜だったね。普段仕事で毎晩遅くなるのが当たり前の生活を送っていたものが、俺様の部屋が爺さんばかりだったせいもあるんだと思うけど、夕食の後、すぐに寝ちまうんだもんな! まだ19時過ぎだよ・・・普段ならまだ会社にいる時間です。

始めは俺様も早く寝るように努力したけれど、何せ一日中暇で体力を消耗する事もないため、寝れないんだよね。しかもうつぶせ寝が辛く、ギリギリ眠たくなるまで起きてました。おかげで、おそらく半年分位のDVDを一気に見ちゃいました。

そんなこんなで最後の夜となる今夜は、ようやく正常位? で寝る許可が出た(なんか変?)ので、看護婦W田T子ちゃんとG藤Y絵ちゃんとS藤H美ちゃんをこっそり呼び出し・・・だといいんだけど、ひとり寂しく、でも、のびのびと満喫しながら寝ることに。



ついにその日が・・・


12月18日(月)


 今朝は、笠谷も八木も原田も葛西も荒川も出番なく、久しぶりにスッキリしたお目覚め!やっぱ人間、仰向けで寝るのが一番!

朝から、退院の準備でバタバタ・・・
気が付くと、もう9時だ。とうとうお別れです。かみさんはいないし、一人寂しくは、いやなので、会社のS恒明君に車で迎えに来てもらいました。

振り返ると、眼科病棟は直接的にあまり死に至るような患者が居るわけでもなく、暗い雰囲気でもなく、想像していたイメージとはかけ離れ、楽しく過ごせて来たのも、たまたまだったのかも知れません。

むしろ俺様のように苦しみも何もなく、仕事からの逃避で駆け込み寺的に入院を楽しんじゃった不謹慎な者などいないんじゃないのかな?
真剣に病気と闘っている患者さんには申し訳ございませんが、入院生活も日頃何気なく見過ごしている出来事の見方を変えることで、面白くも、腹立たしくも如何様にもアレンジして見る事が出来ます。
どうせなら、楽しくポジティブに物事を解釈して見て下さい。世界が違って見えるかも?

今回の入院は、高齢者医療の実態を垣間見る事が出来、(うそです。)普段、当たり前と思っていた健康の価値を改めて実感する事が出来ました。爺さんになっても、お世話にならなくていいようにがんばらなくちゃね!

病院の皆様や患者の皆様、それと登場人物の方々には大変お世話になりました。今度は健常者として、是非一度お逢いしたいですね。奢るぜ!ありがとう!
朝日を浴びながらのお別れは、あまり雰囲気が盛り上がりませんが、俺は明日から下界に戻ります・・・トホホ

つづく...

2009年12月20日 (日)

へなちょこおやじの入院日記 その7

これはおいらが3年前に実体験した事実をもとに綴った愉快な入院日記です。


今日から休めるぞ!

  へなちょこおやじの愉快な入院日記!

    ~仕事ばかりしてちゃ、ダ眼よっ!~ その7




12月15日(金)


 今朝も新ネタなし、もう飽きた。で、いつも通り6時起床。
 毎朝6時半頃、朝刊を売りに来るので、暇に任せ、日経と朝日を買って読むのが日課になっているが、部屋の爺さん達は、新聞も見ないし、テレビも見ない。でもなぜか三面記事は良く知ってんだよね?
なんでかなぁ~と、よく観察してたら、耳にイヤホンが付いてるではないか。ラジオを聞いていたのだ。う~ん、これなら読まなくても、見なくても情報は入るよな。
 
最近はビジュアル系のメディアが多く、眼からの情報の伝達が大半を占めるようになってきているが、万人に情報を伝えようとすると、やはり読んで聞かせるラジオの存在を侮る事は出来ないね。操作が簡単で、プライベートに情報を収集出来る点では、今でも一番のような気がする。
耳から入る情報は、結構記憶に残るもんね! 特に自分から情報を選択する事なく、与えられた情報を受け入れるだけの人には最適だね。

そんな事を考えてるうちに朝飯の時間。今朝は焼鮭。となりのS木さんが飯を食いながら向かいのH葉さんと何やら会話をしている。耳をダンボにして聞き入っていると、S木さんは北海道の川で鮭を釣った事があるらしい。今でも時々渓流釣りに出かけるそうだ。

2008006c11_2 何となく目があったので俺様も会話に参加。聞くと、渓流釣り歴30年のベテランで、東北の川はほとんど知ってるらしい。中でも岩手県の和賀川水系が好きらしく、野宿しながら奥の奥まで入り込み、垂直に切り立った屏風のような岩場を下り、50センチクラスのイワナを釣り上げた事もあるそうです。

 俺様も負けず劣らず大好きで、仙台に転勤が決まった時も仕事は不安でいっぱいだったけど、渓流釣り三昧が出きるぞ!と密かにワクワクしてやって来たぐらいです。
でも実際は、車を持って来てないので毎回レンタカーでコストはかさむし、一人だと不安なので、臆病な俺様は恐くて一歩踏み外せばさようなら状態の崖を登ったりしながら奥地まで入る事が出来ず、ほどほどの所でチョロチョロやっている為、仙台に来て2シーズン目だと言うのに、今だ尺イワナは2尾のみという体たらく。
それを聞いたS木さんは、退院したら連れてってやるとの頼もしいお言葉!その後昼まで延々釣り話に花が咲き、気が付くともう昼飯の時間。
 
趣味が同じとわかると、途端に打ち解けるから不思議だね。ますます入院生活が楽しくなってきたぜ。
夕方、会社のS君が見舞いに来た。今度は雑誌の差入れだ。おかげで、お見舞いでもらった雑誌やゲーム、DVDなんかが、宿題のように積まれて来ちゃった。
入院当初は暇でしょうがないし、どうやって時間を潰そうかと悩んでいたけれど、最近は時間の観念や流れが、大きくなり、つまんないことでも時間が潰せるようになってきちゃったんだよね。その証拠にこの日記も書いてるでしょ。

晩飯を食ったあと、ゲームをしてたら、担当医のK方先生が部屋にやってきた。しばし様子をうかがった後、何と、そろそろ退院かなと言うではないか。 
俺的には、ようやく水面が半分ぐらいまで下がってきたが、まだまだ眼が使える状態ではないと思うのだけど、次から次にやってくる入院患者をさばくために、ある程度目処が立った患者から順に出していくとのこと。え~もう終わりなの? せっかく仕事から離れられて楽しかったのに・・・。
何か釈然としない面持ちで、ご就寝。



12月16日(土)


 昨夜は、久々に釣りの話で盛り上がったせいか、夢を見ちゃいました。
一部ほんとうにあった話だけど、かなり誇張された夢で、仕事で岩手県の宮古に行く途中、国道沿いの渓流を覗き込みながら走っているうち、どうも気になるポイントを見つけ、車を止めてしげしげ観察していると、大きなイワナがゆらゆら泳いでるではないか。早速竿を出すと(なぜか積んであった)一発でヒット!国道からスーツを着たまま50センチはあろうかという大イワナを悪戦苦闘しながら何とか道路に引き上げ成功! しかし、まだ抵抗は収まらずビンビン暴れてのた打ち回り、道路の真中へ。そこへ大型トラックがやってきて急ブレーキ、ボーンと鈍い音をたて、空中に舞った大イワナは俺様の頭上を飛び越え、ふたたび川の中へ・・・ひえ~魚身事故起こしちゃった!
と思ったところで、目がさめた。

Shizuka_arakawa_ina_bauer_crop1_2 今朝は、トリノオリンピックフィギュアスケート金メダル荒川静香選手がイナバウワーを調子に乗ってやり過ぎ、腰を痛めたパターンでお目覚め!(きっと釣りのせいだ!)
昨晩は、K方先生の非情なお言葉に、眠れぬ夜を過ごし、おまけに嬉しいやら悲しいやらおかしな夢は見るはで、釈然としない朝を迎え、「新しい客と入れ替えるために退院しろ」だとぅ~! 冗談じゃねーぜ、こちとらだって客じゃねえか。と息巻いてやろうと決意! 

今日は部長回診だと、看護婦G藤Y絵が言ってた。「よし!上司に患者の窮状を直訴してやる!」・・・。
9時頃呼ばれ診察室へ、意を決し入っていくと、何と、K方先生が座り、後ろにY田先生がいるではないか。なんだよK方先生は部長だったのか。ますます今の会社での自分の地位と比べ頭に来たぜ!

Hakuri_241_2 検診中も、いつ切り出してやろうかとチャンスを伺っていると、先手を打たれ、経過はすこぶる順調だし、このまま退院しても差し障りなさそうだし、うつ伏せ寝や、「誠に申し訳ございません」状態から抜けてもかまわないとのこと。次の患者さんの為にも是非協力してくれと言われた。う~んどうも分が悪い。しばし沈黙。どうしてもダメかと聞くが、同じ答え。

わかったよ。俺様のわがままを通してやろうと思ったが、世界平和を願う大きな志を持つ我が輩にとって、こんなみみっちい事でうじうじしていられない。と気を取り直し、正義の味方をする事に決定した。
退院は12月18日月曜の朝だ! この日記も明日で終わることになるよ。寂しいな

つづく...

2009年12月12日 (土)

へなちょこおやじの入院日記 その6

これはおいらが3年前に実体験した事実をもとに綴った愉快な入院日記です。


今日から休めるぞ!

  へなちょこおやじの愉快な入院日記!

    ~仕事ばかりしてちゃ、ダ眼よっ!~ その6


12月13日(水)


 夜中の事件で、みなさんお寝坊と思いきや、全てはいつも通り、俺は俺で、リレハンメルオリンピック団体銀メダルの葛西選手でお目覚め!う~ん今日も胸が痛い! これってスイカップのお姉ちゃんはどうするんだろう?

真剣に余計な心配をしつつも、今日は唯一まともな会話が出来たO崎さんの退院と、寝てばかりいたW辺さんの転科の日です。(糖尿病の階に移るんだって)

それに今日は朝からショックな事が! いつも朝の回診はY田先生なんだが、今日はK方先生だった。術後のチェックらしい。結果として、思いのほか回復状態がいいらしく、早めの退院を決めるかも知れないと言われた。俺様はすかさず、完治してないのに出さないでくれ~っとお願いした。だって独り身なんだし、家で安静になんかしてらんないし、仕事も出来ないならヤダヨ。ここにいた方が、三食昼寝付きだし、楽なんだもんね! 

何か刑務所で刑期を終えた受刑者が、出所しても仕事ないし、身寄りもないので、また悪さして、戻ってくるのと同じ心境かな。気持ちがわかったような気がする。

でも病院も、回転をよくして、新しい患者を入れた方がいいんだろうね。牛丼屋みたいに食ったら早く出ろってか?さみしーい。

それはさておき、O崎さんとW辺さんに別れを告げるやいなや、新人さんのお迎えのため、ベッドメイクのおばちゃん(失礼!元おねえさま)が早速準備に取りかかる。手際がいいね。今度はもう少し若い人が入って来ないかな? 病気より、コミュニケーションで疲れるよ。

爺さん達は普段通り好き放題やってりゃいいけど、一応おいらとしては、親父以上の歳でもあるし、敬意を払いつつ接しなきゃいかんので、結構疲れるのよ。ほんまに。

別の病室は若いのがいるのに、何で俺の部屋は爺さんばっかなのかなぁ~?若い看護婦から見ると、俺も爺さんの仲間にみえるのかなぁ~?まだ頭に毛もあるし、まっすぐ立ってるし、まだまだ現役してると思うんだけどな?と思う間もなく(結構思った。)、直ぐに新入りのご到着。

今度もまたまた期待を外してくれました。78歳のM山さん白内障。76歳のH葉さん白内障。H葉さんは奥様を連れてのご入院。一緒に泊まるんだって。

新しい方の入院の段取りも済み、しばらくして、私が廊下のベンチでくつろいでいると、息子のような私にH葉さんの奥様が声をかけてきて、「も~!うちの人は一人で何にもできないんだから・・・」とぼやいておりましたが、昭和一桁生まれの男性はそういうもんなんですよ。そういう時代を生きてきたんだから。素直に奥様に「付いて来てくれ」と言うだけ、旦那は偉いと思いましたね。余生を仲良く暮してね!

その夜は、明日、24(ツゥエンティーフォーと読みます)のDVDを返さなきゃいけないので、がんばって一気に4話見て、12時半就寝。


12月14日(木)


 今朝はうーん、ネタがなくなってきた。とにかく6時に起きた。

今日は総回診の日なんだそうだ。朝から病院側がそわそわしている感じ。聞くと、眼科医長が全入院患者を診るんだそうだ。各自順番に呼ばれ診察室に入って行く。何か面接試験に臨むような感じだぜ! でも、回診って言うのは、回って診察するって事じゃなかったっけか? 何か偉っそうな感じ。

ブツブツ思いながらも俺様の順番が来ちゃった。ニコニコ中に入ると、スゲー! 担当医から助手から学生から、いっぱいいるじゃないか。

ちなみに親分はN田K二教授といって、病院のホームページで見た時、どうせ若い頃の写真を載せてるんだろう、としか思わなかったけど、本物もスゲー若かった。43歳らしい。たいしたもんだね!

診察は担当医の説明を受けながら教授が診てた。何か担当医の査定をやっているような印象もあったな。流れ作業で学生達にも診せてた。要するにモルモット状態かな。まっ日本の将来を担う若者達に協力しよう!

ちなみにあとで、いつも診察してもらっているY田先生に「眼科の先生ってなんでこんなに若け~もんばっかりなんだ?」って聞いたら、「ある程度したらみんな独立開業しちゃうんですよ」だって。なるほど儲かりそうだもんな。いいなぁ~! 将来、君もY田眼科医院の院長さんだ!応援してるぜ! でも、もうちっと押しを強くした方がいいよ。(余計なお世話でした)

そうこうしているうちに、日も暮れ(早え~)今日、会社のT君が持ってきた24の続きは、まだ新作のため土曜日までに返さなきゃいけないらしいので、今晩もがんばって見ることになりました。今度は右眼がいっちゃうかも? お休みなさい。

おっと大変なことを忘れていた。あのブッチャーことA部さんが、今日退院したんだった。奥様も来ておりましたが、美女と野獣ではなかったかな?お騒がせな爺さまでしたが、奥様には黙っててあげるよ! 

代わりに入所されたのはS木さん70歳位かな、あまり私に愛想がよくないので、よく解りませんが、白内障かな。昨日入ったお二方と一緒に明日手術するらしい。聞き耳たててると、三人共、もう二回目なんたって。大変ですな! 今度こそお休み

つづく...

2009年12月 5日 (土)

へなちょこおやじの入院日記 その5

これはおいらが3年前に実体験した事実をもとに綴った愉快な入院日記です。


今日から休めるぞ!

  へなちょこおやじの愉快な入院日記!

    ~仕事ばかりしてちゃ、ダ眼よっ!~ その5


12月11日(月)


 今朝は、レークプラシッドオリンピック、70m級ジャンプ銀メダルの八木選手で起きました。腰と首が固まってるぜ!

今日は、K藤さんの退院日。朝から奥様がお迎えに。網膜剥離の手術をして、約3週間で出所だ。やっぱり家で畳の部屋に寝るのが一番だろう。お大事に! 戻ってくるなよ。

ついでに、俺様のわがままを聞いてもらい、今まで廊下側だったベッドの場所をK藤さんのいた窓側へ移してもらった。これで景色も見え、明るくなったよ。ちっとうれしい!    

バタバタと移動も終わり、一段落したところで、K藤さんの代わりに、A部さんが白内障で入所してきた。お歳の方は80歳なんだけど、なんか往年のプロレスラーブッチャー(古くてゴメン)にそっくり、声もでかいし、手、足、顔も態度もでかい。どうも第一次産業従事者らしいけど、夜の歓楽街を歩いていたら、みんな道を譲るだろう。

そうこうしているうちに、頼んであった洗髪の順番が回って来た。4日ぶりだぜ。風呂に一緒に入って洗ってくれるのかと思いきや、ちゃんと別にパーマ屋にあるような、後ろ向きに寝て洗う設備があり、そこで洗うんだってさ。

でもなぜか病棟受付けのカウンターの中にあって、通路から丸見えなのよ。別に恥ずかしい事をしているわけではないけど、意味がわからん。

で、誰かその種の専門の方が洗髪するのかなと思ったら、看護婦のS藤H美ちゃんがやってくれるというではないか。ラッキーです。

綺麗なお手々でやさしくゴシゴシ、「痒いところはありますか?」と聞かれたので、「背中!」と答えたら、「・・・・・?」おじさんギャグ撃沈!

変な突っ込みに、おろおろしてる様子もかわいいね。リンスもしてくれたよ。

これで俺様も男復活! 岡本太郎よさようなら。

ちなみに、手術後の左眼の様子だが、まだ明かりが解る程度でなんにも見えません。頭を揺らすと、眼の中に水があるのが解ります。ちょうど飲みかけの牛乳瓶を横にして、底から観ているような感じかな? これが日を追って水面が下がり治っていくらしいよ。

さて、毎日の重大イベントの朝飯、昼飯、夕飯が過ぎ、(何だ飯ばっかりじゃんか!)寝る前の点眼も終わり、早い人はさっさと間仕切りカーテンを閉め、皆が寝る支度を始める頃、(まだ7時過ぎなんだけど・・・)俺様の苦痛の時間が始まる。狭いところでじっとしていられないのだ。早い話、落ち着きがないのと、暗いのと、一人がいやなのだ。つまりお子ちゃまでしゅ。

眠くもないのに、ベッドの上でゴロゴロしていると、もう寝に入った爺さんもいるようで、イビキが聞こえてくる。屁も、し放題だ!誰かが屁をすると、緊張の糸が切れるのか、屁の連鎖が始まる。暗闇に変な連帯感が生まれる。

イビキと屁とうわごとで、なぜか起きているときより騒々しい部屋の夜は更けていく・・・。



12月12日(火)


 今朝はアルベールビルオリンピック、ラージヒルジャンプ4位入賞の原田選手でお目覚め。痛ぇ~

隣のA部さん、トイレ開けっ放しで気持ちよさそうに放尿、放屁。朝からやってくれるぜ! 先が思いやられるよ。

A部さんの担当看護婦は、G藤Y絵ちゃんだ。この娘がまぁ~ほんとにちっちゃくてかわいらしいんだよ。150センチないんじゃないの? 踏んじゃいそう。ブッチャーの担当とは正に美女と野獣だね。でもいいなぁ~。ダメダメ、私にはW田T子ちゃんがいるではないか? 最近遅番が多くて、担当と言いながら、あんまり会えてないけどね。あとS藤H美ちゃんもいいな。コラッ! いい加減にしろ! 任務を忘れたか? すみません力一杯脱線しました。

話をA部さんに戻します。A部さんは耳も遠いし、訛りも強いし、会話が大変よ! 俺が「具合どうですか?」と声をかけても、「うまかった。」だって。

はたまた、こっちが話しかけてもいないのに、自分はもう二回目の入院で勝手知ったる病院だから、俺に任しとけ! などと宣うわ、同じ話を毎日聞かされるわで、まるで会話が成立しません。

それにし~んとしている病室内でも、耳が遠いから、大きな声で話をしなきゃいけないんだけど、昨日なんか大きな声で話しかけたら、「うるせい!」だって、やんなっちゃうね。

そんな中、O崎さんは、俺の次に62歳と若いし、60歳で定年になる前は某郵便局長をしていたとのことで、理知的な俺様と話が合い? 飯の後、よく二人で食堂に行きコーヒーしてました。

今日も昼飯の後、二人で食堂兼休憩室にいたら、うろうろ俺達を探していたらしくA部さんが、聞いてもいないのに、大声で自分の病状を話しながら、隣に座り込んで来ました。それから延々自分の病気自慢をしたかと思うと、早く治したいなら寝てなきゃダメだぞと言い残し、さっさと部屋へ引き上げていきました。

やれやれと思い部屋へ戻ると、机の上に薬を一杯に広げ、我々を待っているではありませんか。今度はなぜか俺の方だけを見てずっと話しかけてきます。もうかんべんしてくれ~と思っていたところに、看護婦G藤Y絵ちゃん登場!  脈拍を見るんだとか、その姿を横で見てたら、何か懐かしい思いが。そうだ、俺様がご幼少の頃、母上に読んでいただいた、ガリバー旅行記だ! さしづめ、ガリバーがブッチャーで小人がG藤Y絵ちゃんか?

今日はA部さんに振り回された一日となりましたが、慣れれば平気さ。きっと細かい事は気にしない心の大きな人なのさ。と自分に言い聞かせつつ、ニコニコお相手をした一日でした。俺ってええ奴やろ!



そして事件は発生した


 みんなが寝静まった午前1時過ぎ、何やら隣のカーテン越しに、呻き声が。しばらくするとそれは何となくリズムのある呻き声に変わってきた。何と隣のA部さんが歌を歌い始めたではないか。

「・・・・月月火水木金金・・・」何か聞いたことのあるような。

初めのうちは、どうせ寝惚けているんだろうと、ほっといたけど、いっこうに終わりそうもないので、様子を見ようと、隣を見るとカーテン越しに立って腕を振りながら歌ってるのが見える。でも昼間の大声とはどこか違うぞ。やっぱり寝惚けてるらしい。仕方がないので、正気に戻してやろうと思った矢先、A部さんはバランスを崩してカーテンをつかんだのはいいけれど、そのカーテンが重さに耐えられず、「ガシャーン!」とA部さんは前のめりにぶっ倒れてしまったではないか。

さすがに、しい~んとした病棟中に響き渡り、あわてて当直のG藤Y絵ちゃんが飛んできた。でも状況がつかめず、キョロキョロ! 俺様が説明し、ようやく事態を理解したG藤H美ちゃんは、A部さんに向かって、「またですかぁ~? おとなしく寝てなきゃダメよ!」と一喝して出ていった。どうもA部さんは、以前にも夜中にパトロールに出た事もある前科者らしい。

兎に角、大騒ぎしたわりには、怪我もせず、ひと安心。ふと、気が付くと、A部さんの向かいのO崎さんは、起きて様子を伺っているが、こんな騒ぎでもW辺さんはカーテンが閉まったままだ。大丈夫かな?

むしろ、A部さんより、そっちの方が心配。でも、お騒がせなこの同居爺さまもご一緒するのはあと数日だし、まあ日々変化があっておもしろいかなと、ポジティブに考える事にするかな? やっぱり俺ってええ奴やろ。


つづく...

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