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2012年9月 2日 (日)

苦行の末に

前から行ってみたかったネットや本に載っているメジャーな溪をめざし、まだ酔っぱらいがうろうろしている街中を午前3時、いつものようにレンタカーで出発!
でも、初めての険しそうな溪に一人で行くのは不安なので、ルアーマンを誘っての釣行です。

まだ夜も明けやらぬ真っ暗な県道をダム湖に向かって車を走らせると、途中、峠道から綺麗なお月さまが見えました。今日もいい天気です。

Photo

ダム上から覗き込むと、朝靄に煙る山々に今日の爆釣を願い期待を膨らませます。

Photo_2

目的の溪をめざし、更に車を進めていくと、ダム湖に沈んだ村の記念碑がありました。

Photo_3Photo_4

そんなことで、観光しながら目的の溪への林道入口まで来ると、何と車が通れる状態ではありませんでした。加えて、対岸の林道もしっかり遮断機で閉ざされており、何てこったい!ですよ
地図にはバックウォーターまで林道が続いている事になっていたのに...

仕方なく、急遽一本北のもっとメジャーな溪に行くことにしました。
ここは、登山道の入口でもあり、しっかり舗装された駐車場がありました。

着くと車が何台もありましたが、奥で仕度している人は一人で野営しながら支流を釣り上がるそうです。
常に日帰り釣行のおいらには憧れのパターンですが、一人で行く勇気や装備や経験や知識もなく、とても真似出来ません。誰か連れてって!

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てなことで、予定外の釣行にせっかく用意した地図も役に立たず、ネットで見た記憶を頼りに入溪点を探しながら登山道を進みます。
途中、アブ対策万全の釣り師に追いつきました。

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話を聞くと、もう少し先から入溪すると言うので、ルールに従い途中にあった下降踏み跡を頼りにようやく溪に降り立ちました。

ここも、この辺の溪の例に漏れず、両岸が切り立った溪です。
川面を凝視するとやたら魚が見えます。

お~いいぞ!さっそくロッドを振るルアーマン。

Photo_9

でも、おいらの安物380円の穴の開いた手袋で記念写真に収まるのはハヤばかり。
う~ん?どうなってるんだ?

Photo_10

何度餌やルアーでやっても同じなので、本流を諦め、朝日が神々しく降り注ぐ支流に入ってみました。

Photo_11

この上流がネットによく紹介されているI又沢です。いきなりのプールにこれ以上進めないかと思いきや、足の長いルアーマンがどうにか淵をクリアして上がって行くので、おいらも続きますが、こちら腰まで浸かりパンツびしょ濡れ。

ここは高巻きもままならぬ、本流よりも狭まったゴルジュの中に深いプールが行く手を阻みます。

Photo_12

それでも、何とかパンツを濡らしながらも進みますが、餌釣りはまるで泥棒の如く、ハヤにエサを持ってかれるばかりなので、おいらもルアーに転向!

でも、やはり経験の差ですね?本日最初のまともな良型ヤマメを掛けたのは、やはりルアーマンでした。

Photo_13

やっぱ奥まで来るとヤマメがいることが分かりましたが、とうとう遠泳しないと、とても奥に入れなくなり、やむなく敗退。
登山道に戻って更に本流を遡ってみる事にしました。

Photo_14

アップダウンを繰り返しながらしばらく進むと、まず目に飛び込んできた看板にはこんな事が書いてありました。

Photo_15

そこにはこ~んな立派な吊り橋が架かってました。
1本橋でスリル満点!恐かったので、途中で下の写真が撮れませんでしたが、沢まで高さ20mはありそうな感じです。マジで落ちたら死にます。

Photo_16

恐る恐る吊り橋を渡りきって、反対側から撮ってみました。

Photo_17

この後、なかなか降り口が見つからず、更にヘロヘロになりながらも登山道を進んで結局、避難小屋まで来ちゃいました。

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しばし休憩の後、小屋前の立派な吊り橋から沢を覗き込むと、上流はゴルジュで入れそうにないし、下流を覗くと何と釣り人が既にいるではありませんか。

Photo_32Photo_33

でも、ここまで来て引き返すわけにはいきません。上流部に行けるだけ行ってみようと言うことで、ロープを使って降りてみる事にしました。

水面を覗き込むと魚がいっぱい見えます。
でも、ハヤばかり...

Photo_34Photo_35   

気を取り直して、上流に向かってロッドを振りながら進みます。

Photo_23

でも、河原もなく、高巻き、へつりもままならない状態に陥り、どうしようかと協議の末、とうとう泳いで先に進む事に決定!

早速、ルアーマンがチャレンジ!水温は20℃近く。渓流にしては温かい状況ですが、穏やかに見える流れも、意外と押しが強く、リュックも邪魔してなかなか前に進みません。
でも、メッチャ気持ち良いっす!

Photo_24

一旦、泳いでズブ濡れの状態になったら、もう恐いものなしだぜい?
綺麗な溪相の中、下手にへつらず、どんどん泳いで登っていき、ポイント毎にロッドを振りますが、ここでもやはりハヤばかり。こんな山奥なのにどうなっちゃってるんでしょう?

Photo_25Photo_26

この先に滝があるはずなので、そこまで行ってみたかったんですが、段々険しくなってきて、泳ぎを入れても難しくなってきたのと、帰りの登山道を下山する時間を考えると、残念ながらここいらで納竿せざるを得ません。

今日はとうとう岩魚に会えず仕舞いと思ってましたが、道具をしまって帰ろうとしていたとき、岩の下から大きな岩魚が悠々と泳ぎ去るのをルアーマンが目撃しました。

餌だったら来たかも?でも後の祭り。潔く敗退しましょう。

Photo_27

帰りの泳ぎは、水流に押し流される感じで、結構楽に入溪点に降りて来られました。
吊り橋の下に泳いで戻ると、老夫婦がどこから来たのか、不思議そうに質問してきますが、逆にどうやってこの急な崖を降りてきたのか不思議で聞きてみると、ちゃんと降り道がありました。
俺達はそれを見落として、ロープで垂直懸垂したのがバカみたいでした。

Photo_28Photo_29

上に登って、見下ろすと、ほんとに切り立った溪だなと言うことがよく分ります。

それにしてもこんな山奥まで来てもハヤだらけとはどういう事なんでしょうかね?

さて、問題はここからです。来るときはこの先にパラダイスがあるかもと、ワクワクしながら徐々に登ってきましたが、帰りは一気に登山道を下らなくてはなりません。

普段から鍛えた体なら兎も角、怠惰な生活を送ってきた俺達はもう体力の限界が近づいています。

Photo_36Photo_37   

帰り道の長いこと長いこと。
ヘロヘロになりながらも、冷た~く冷えたビールを想像しながら自分を奮い立たせ、結局、山道約4㎞を2時間半かけて一気に下り、無事帰還!

お疲れ様でした。

計画が狂い、行き当たりばったりの釣行は苦行の割に、釣果はパッとしませんでしたが、自然と遊ぶのはしんどいもんですね。

ご多分に漏れず、翌日曜日には筋肉痛でロボコップ状態になったのは言うまでもありません。

ルアーマンさんこれに懲りずにまた付き合ってくださいね。ありがとうございました。

余談ですが、おいらの年期物の防水デジカメが泳ぎのせいか、液晶が赤外線カメラの映像のような変な画面になっちゃいました。
トホホ...です

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コメント

高崎先生

今回、初めて泳ぎを使った釣行となりました。
そして、いつもの装備ではダメだとの事も分かりました。
服から、リュックから、一度全てのリニューアルを考えなきゃ
いけないかもです。

うほほ、息をのむほどの渓相、最高ですなあ!
でもあぶらっぱやもスゴイ!
こんな峪にまで勢力を拡大しているとは驚愕ものだす。

次は避難小屋に1泊してもっと奥までやるわけですね。
こうなったら、あぶらっぱやがどこまで生息しているか
そちらの探索のほうが絶対におもしろいかも。

しかし、こういうレポが一番癒されますよ。
良いレポでした、お疲れ様!

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